浄化槽のつまり

トイレ

浄化槽のつまりとは

トイレが流れない時に、便器ではなく外のマスで詰まっていて、浄化槽の詰まりだった時には個人ではどうしようもありません。すぐに業者に連絡をしましょう。

どうして個人では直せないのかというと、まずは浄化槽の仕組みから理解する必要があります。浄化槽は2種類の微生物の力を使って汚水を浄化します。

汚水が浄化される大まかな流れとして、まず浄化槽に入った汚水は「嫌気性微生物」によって固体と液体に分けられます。液体となった汚水は次に「好気性微生物」によって、さらに分解されます。最終的に、綺麗になった水だけが外に排出されます。

この際、浄化槽には嫌気性微生物によって分解された「固体」が残ります。この固体も軽い「スカム」と重たい「汚泥」に分けられていて、スカムは槽の上部に、汚泥は底部に沈殿します。
このスカム、および汚泥が溜まりすぎると、浄化槽が詰まりを起こすことになります。定期的にスカムと汚泥を業者に汲み取ってもらう必要があるのです。

さらに汲み取りの際に、付属機器や機械類の洗浄、清掃も業者は行ってくれます。これは「浄化槽法」という法律によって定められていて、清掃の頻度も同じくこの法律によって定められています。
法律では、「通常の使用状態に置いて年1回以上」と定められていますが、「処理水質の低下」「スカムや汚泥の著しい蓄積」「槽内水位の上昇」などが見られた場合、状況に応じて汲み取りを行わなければなりません。

このため、定期的な点検が必要になります。トイレの流れなどに異変を感じたりしても、すぐに業者に連絡するのがよいでしょう。

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