「地震で一番困ったことは何ですか?」
熊本地震を経験した多くの方が挙げたのが、「水が使えなかったこと」です。
停電は復旧しても、水道はすぐには元に戻りません。
実際、2016年の熊本地震では、最大約44万戸が断水し、地域によっては1か月以上、水道が使えない生活を余儀なくされました。
なぜ地震で断水するの?
「浄水場は無事なのに水が出ない」というケースも少なくありません。
その理由は、水道水が家庭に届くまでには長い水道管が張り巡らされているからです。
地震では、
水道管の破損
配水池やポンプ設備の故障
地盤沈下や液状化による配管の損傷
漏水防止のための緊急停止
などが起こり、安全な水を届けられなくなります。
水が止まると困ること
飲み水だけではありません。
水道が止まると、
トイレが流せない
手洗いができない
お風呂に入れない
食器が洗えない
洗濯ができない
料理が作れない
など、普段の生活が一気に不便になります。
特に夏場は衛生環境が悪化しやすく、熱中症や感染症のリスクも高まります。
日頃から備えておきたい「水」
災害時には、一人あたり1日約3リットルの飲料水を3日分以上備蓄することが推奨されています。
さらに生活用水もあると安心です。
例えば、
お風呂の残り湯(地震直後で安全が確認できる場合)
ポリタンク
給水袋
ペットボトルの飲料水
などを備えておくと役立ちます。
水道業者からのアドバイス
大地震のあと、
「水が出ない」
「メーター付近から水漏れしている」
「給湯器が使えない」
といったお問い合わせが増えます。
余震が続く中では、無理に配管を触るのは危険な場合もあります。
もし
地面から水が噴き出している
宅内で大量に漏水している
配管が折れている
ような状況であれば、止水栓や元栓を閉め、安全を確保したうえで専門業者へ相談しましょう。
まとめ
熊本地震は、「蛇口をひねれば水が出る」という当たり前の日常が、決して当たり前ではないことを教えてくれました。
私たち水道修理業者も、災害時には一日でも早く生活を取り戻せるよう復旧のお手伝いをします。
普段から少しだけ備えをしておくことが、いざという時の安心につながります。

