水道管から「ドン!」「バン!」「コンコン」などの衝撃音が聞こえたらウォーターハンマー現象の可能性があります。そのまま放置し続けると、騒音による住民トラブルや最悪の場合、水漏れが発生することもあります。事前に対策をして、被害を最小限に抑えましょう。
現象が起こる原因は?
急激な水圧の変化によって起こります。特にマンションなどの集合住宅や、高台に建てられた戸建住宅にお住まいの方は高低差のある環境ゆえ、水圧が高くなりやすいので注意が必要です。
原因として考えられることは?
- 近隣で住宅数が増えて、水圧が変化した
- 配管工事などが行われ、水量が増加した
- もともと設置していた水撃防止装置が故障した
この現象は水栓の急な開閉だけではなく、上記のように近隣の居住数が増えることも原因。居住数が増えると、水道の利用頻度が今までより高くなるため、水圧が変化し現象が起こりやすくなります。さらに配管工事によって水量が増加したことや、設置していた水撃防止装置が劣化したことも原因として考えられます。
手軽な対策方法
- 元栓、止水栓をやや閉める
- 蛇口の開閉はゆっくり
- 水撃防止装置の設置
放置することで起こる現象
- 給湯器の故障
- 異音による近隣トラブル
- 水道管破損による水漏れ事故
このような事態を避けるためには、元栓の調整や装置を取り付けるなど、事前に対策しておくことが重要です。