建物は時間がたつと、様々な故障が発生します。そんなトラブルで多いのが水のトラブルです。
水のトラブルには雨漏りや漏水があります。この2つは似ていますが、実際は異なります。
雨漏りと原因
雨漏りとは、雨水がどこかから漏れ出して、家の中に落ちてくることです。雨漏りと聞くと、屋根を思い浮かべる方が多いですが、現在では屋根よりむしろ壁や窓のサッシ、壁を貫通する給排水管の隙間から水が浸入するケースが多くなっています。屋根を伝って落ちてきた雨が壁の欠損か所から入ってきた場合、その侵入か所と内部でしみができている箇所が離れている場合が多く、専門知識があってもなお欠損か所の特定は難しいのです。さらに水が滴り落ちた箇所はあるにもかかわらず、どこにも外部に欠損か所が見つからず、最終的に雨漏りではなく「漏水」または「結露」が原因だったというケースもあります。もちろん、雨漏りとそうでないものでは修理方法も変わってきます。
水道の漏水、排水管の漏水
雨漏りと漏水では何が違うのか。それは「漏れているものが雨水ではない」ということです。
例えば洗面所や浴室、建物内部の水道管や排水管に欠損があり、そこから水が漏れだしている等です。水の使用がないときにメーターが回っていたり、いつもと使っている水の量は変わらないのに、水道料金が高くなったという場合は水道の漏水の可能性が考えられます。
雨漏りと漏水の区別
雨漏りと漏水は、全く別の物です。
雨が降った時に、雨水による被害であれば、雨漏り。
それ以外の水の被害なら多くは漏水です。
自然環境による水の被害か、
設備機器の故障による水の被害なのか、
などによっても分けることができます。
雨漏り、漏水を発見したら
水漏れを発見したら、出来る限りの対策をして、二次被害を防ぎましょう。
バケツやビニールシートを使って、床や壁を傷めないように承知しましょう。
あとは速やかに専門業者に来てもらい、見てもらいましょう。
