水道管はマイナス4度で凍結します。2018年1月25日は、都内各地で水道管が凍結し、水が出なくなるトラブルが相次ぎました。東京都水道局には「水が出ない」など、2000件以上の問い合わせがありました。
凍結しやすい水道管や、元栓をチェックしておきましょう
①凍結しやすい管をチェックしておきましょう
・屋外でむきだしになっている管
・屋外で、北向き、日陰、風当たりの強いところの栓
・屋内で外気の影響を受けやすい場所にある水まわり
②元栓の位置を確認しておきましょう
・元栓は水道メーターボックスの中にあります。メーターボックスの場所を確認し、大雪の恐れがある場合は、雪に埋まっても分かるように目印をつけましょう。
・元栓が回らないことがあるので事前に確認しましょう。回らない原因は、回す方向が違う、固着している、錆びている、内部が詰まっている、バルブの劣化、パッキンの破損などが考えられます。このような場合は水道局指定業者に連絡してみてもらいましょう。
凍結防止策を実施しましょう
①水道管や水栓を保温する
・水道管が直接外気に触れないよう保温材を取つける。水道管に布や毛布を巻き、ひもやビニールテープで固定。布や毛布が濡れていると逆効果になるので注意。水に濡れないようにビニール袋をかぶせる。その上からダンボールをかぶせると、より保温効果が期待できる。
②保温チューブをつける
ホームセンターなどで2メートル、数百円程度で販売されている。耐熱性、非耐熱性があるので水道管内の水温によって使い分ける。ワンタッチ型のチューブを使えば、チューブとチューブのつなぎ目をビニールテープで巻くだけなので作業は簡単。
③凍結防止ヒーターをつける
ホームセンターなどで数千円程度で販売されている。配管にそわせて保温材をとりつけコンセントにつなぐと配管内の凍結を防ぐことができる。配管の材質と長さに合わせて選ぶ。
④メーターボックス内を発泡スチロールや布で保温する
⑤水抜栓を活用する
水道管を凍結から守るために設置されているのが水抜栓。設置されていれば水道管内の水を抜いておくことで凍結時の破裂を防ぐ。