真夏の水道管トラブル

水道水漏れ

寒い時期になると、水道管破裂や結露などのトラブルをよく聞きますが、それは夏にも起こるトラブルです。真夏は冬の次にトラブルが多いと言われています。

真夏の水トラブル

★猛暑日による配管へのストレス

水道管破裂は、冬によく聞くことが多いトラブルです。主な原因は凍結です。水は凍ると体積が増えるので、膨張が起こり、水道管の破裂に繋がります。対して夏は、猛暑日が続くと水の温度が上昇していき、配管へストレスがかかってしまうので注意が必要です。また、サビも発生しやすいため、微細な傷を作り水道管の詰まりや破損を招く可能性もあります。

★結露によるカビの発生

気温が高く湿気も多い夏は、水道管に結露が起きやすく、カビが発生します。カビの発生場所は、閉め切っているキッチンや洗面台などの水道管に発生しやすいです。

★貯水タンクの水質劣化

貯水タンクの適切な管理がされないと、水質の劣化が起こる可能性があります。貯水タンクは、FRPやステンレス、鉄板などの素材で作られています。一般的に最も使われてる素材は、FRPです。しかし、FRP製のタンクは経年劣化が進むと、パネルパッキンやネジから漏水することがあります。特に、屋外に設置されたタンクは赤外線によって劣化が進み、日光が中に当たることで水質が変化する場合があります。なお、貯水タンクの有効容量が10㎥を超える場合、年1回の清掃・検査が水道法により定められています。タンク内の水質を維持し、安全な飲用水を確保するためです。一方、有効容量10㎥を超えない小規模水槽水道のタンクは、法律による明確な規定はありません。ただし自治体によっては、清掃・検査に関する規定を設けている場合もあります。清掃・検査を怠ってしまうと、安全な水が汚染される可能性が高まるでしょう。対策としては、タンク型の浄水器がおすすめです。市販のミネラルウォーターの利用も一つの手段ですが、長期的なコストを考慮すると、タンク型の浄水器の方が経済的であるといえます。

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