仮設トイレとは、コンサート会場や花火大会のようなイベントや工事現場や災害避難所など、元々トイレがない場所に一時的に設置される簡易式のトイレの事です。
給排水の工事が必要ない簡易水洗(汲み取り式)が主流です。
汲み取り式とは、浄化槽ではなく「タンク」の中に汚水をためておく方法を指します。
汲み取り式は、昔「ボットン便所」と言われていたものと、トイレのみ簡易水洗式で流され、まとめてバキュームカーで汲み取りを行う方式のものの2種類があります。
汲み取り式の種類
汲み取り式トイレには
「和式汲み取り式トイレ」
「洋式汲み取り式トイレ」
「簡易水洗トイレ」
3種類があります。
「和式汲み取り式トイレ」
便器の穴から排泄物が直接便槽に落ちる仕組みのトイレ。
便器と便槽の間にフタが付いているものもありますが、
臭いが発生しやすいというデメリットがあります。
「洋式汲み取り式トイレ」
便器の下に便槽が埋め込まれているタイプのトイレ。
見た目は水洗トイレとほとんど変わりませんが、
和式と同様に便器の穴から排泄物が便槽に落ちる仕組みです。
ただ便器と便槽の間に弁が付いているため、
臭いの漏れを防ぐことができます。
「簡易水洗トイレ」
便器と便槽の間に弁が付いていて、
流すときにだけ水が流れるようになっています。
便槽の臭気を防ぐことができます。