ラバーカップ(スッポン)を正しく使っているのに、一向にトイレつまりが直る気配がないという場合があります。
そういった場合は、そもそもラバーカップでは直せないような原因でトイレがつまっている可能性があります。
たとえば、下記のようなことが原因でトイレがつまっているとラバーカップで直すのは難しいでしょう。
【直すのが難しいつまりの原因】
・固形物によるつまり
・排水枡内でのつまり
・下水道や排水管からの逆流によるつまり
固形物などは便器を外したり、専用の道具を使って直接取り除く必要があります。また、排水枡内でつまりが起こって水が流れなくなっている場合や大雨・土砂などで排水枡・下水道から水や土砂などが逆流している場合は排水枡内での修理作業が必要になります(下水道は公共物で自治体でないと作業できません)。こういったことが原因でつまりが起こっている場合は、ラバーカップではつまりを解消できないので水道修理会社などの適切な対応業者に連絡したほうがいいでしょう。
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【ラバーカップが合っていない】
また、ラバーカップを使用するときには、和式トイレには和式用、洋式トイレには洋式用、と各作りが違うので合っている物を使用する事が重要です。洋式トイレに和式用のラバーカップを使用すると、洋式トイレに必要なカップ口に付く筒のようなものがないので、洋式便器内の小さな排水口にラバーカップうまくはまりません。ラバーカップはしっかり押し込んでカップ内を真空にし、強く引っ張ることが重要です。そのため、洋式便器に和式用ラバーカップを使うのは効果的ではないのです。