ガス給湯器の種類

台所

ガス給湯器は一番普及している給湯器です。日本の約80%以上がガス給湯器を利用していると言われています。ガス給湯器は、ガスを燃焼させた熱で水道水を瞬間的に沸かしてお湯を作り、それを蛇口から出湯する仕組みです。

給湯器は熱源以外にも、お湯張りの機能などによっても違いがあります。大きく分けると3つのタイプになります。切り替えの際には、基本的には今と同等の物を選ぶか、一番上のフルオートタイプの給湯器を選ぶことが多いです。

給湯専用タイプ

給湯専用タイプとは、蛇口をひねればお湯が出るという一番シンプルなタイプの給湯器です。お湯を出すのも止めるのも手動ですし、蛇口やシャワーから出るお湯の温度も、お湯と水の量を自分で調整して適温にしないといけません。お湯を止めるのを忘れると、そのまま浴槽からお湯があふれてしまいますので注意が必要なタイプの給湯器です。少し面倒に思ったり不便さを感じるかもしれませんが、その分本体価格が安くなっています。「1人暮らしでそんなにお湯を使わない」という方や、「少しでも給湯器の購入費用を抑えたい」という場合にはこちらのタイプの給湯器が一番良いでしょう。

オートタイプ

オートタイプと呼ばれる給湯器は、お風呂のお湯張りや蛇口から出る温度調整を自動で行なってくれるタイプの給湯器です。その代わりお湯張りをした後の自動保温や追い炊き配管の自動洗浄の機能などは付いていません。あまり時間を空けずにお風呂を使われる場合には、こちらのオートタイプで十分な性能だと言えるでしょう。ただ他のタイプと比べると元々の製造台数が少ないので、故障や交換の際にすぐに手に入らない場合がありますので注意が必要です。

フルオートタイプ

お湯張りからその後の保温、配管の自動洗浄機能など全てを自動で行なうことが出来るのが、フルオートタイプです。現在販売されている給湯器の多くははこちらのフルオートタイプの給湯器です。ボタン1つでお湯張りから追い炊きまで自由に出来るので便利です。

ガス給湯器のサイズ

ガス給湯器の給湯能力を表す単位は「号数」と呼ばれます。給湯器のカタログに「16号」とか「20号」という数字が記載してあると思います。これが給湯器から1分間に出湯できるお湯の量を表しています。16号の給湯器であれば、1分間に約16Lのお湯を出すことが出来ます。数字が大きい方が一度に使えるお湯の量も多くなり、冬場でも勢いよくシャワーが使えたり、2か所以上で同時にお湯を使えるなど非常に便利です。号数が大きくなれば、便利になる一方、本体価格は少し高くなります。ご利用状況に合わせて適切なサイズの給湯器を選ぶようにしましょう。ご利用状況による号数の目安は以下の通りです。

16号・・・冬場にも問題なくシャワーなどが使えます。2か所以上の同時給湯は難しいです。

20号・・・2か所同時給湯も可能です。冷え込みが厳しい時にはお湯が出にくいことがあります。

24号・・・2か所以上でも問題なくお湯が使えます。

一般家庭で利用されているのは主にこの3種類です。

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